オペラって一期一会

2017.08.18 23:46|聴く

このところ忙しくしていたせいか、1ヶ月も更新が滞ってしまいました。
いくらやることがたくさんあるからって、忙くしすぎていては、
心の余裕をなくしてしまいますね・・・一息つく時間も作らなくては!

ネタも1ヶ月分さかのぼってしまうのですが^^;
声楽の友人に誘われて、東京二期会の企画による
オペラ『ばらの騎士』のプレ・ソワレというイベントに行ってきました♪

ドイツ文化センターにて、
7月に東京文化会館で行われるオペラ『ばらの騎士』の出演者、
幸田浩子さんと佐々木典子さんによるトーク。

過去に日本で上演されたオペラ『ばらの騎士』のVTRを見ながら
音楽評論家・広瀬大介さんによる解説も交えてきくことができました。

さて、オペラに疎い私は、2種類のVTRを見てびっくり!!
同じオペラ、同じシーンでも、
演出によってこんなにもセットや衣装、演技が違うとは!?

もちろん、その時々の歌い手さんの組み合わせ、
指揮者やオーケストラ、会場によっても違うわけで・・・

なるほど、オペラは総合芸術で、
ひとつひとつの舞台が唯一無二のものとなるわけですね~
いつの日か、自由な時間がたっぷり出来たら(老後!?)
いろんな演出のオペラを見比べる、なんていう贅沢な時間の使い方
してみたいかも?



評論家の方の解説は、初心者にもわかりやすく
R.シュトラウスについて、伝記を読んだときよりよほど勉強になりました^^;

R.シュトラウスは、オペラも交響曲も書くオールラウンダーだったということ。
『ばらの騎士』は、R.シュトラウスと同じようにオールラウンダーだった
モーツァルトへのオマージュだともいわれていること。

R.シュトラウス『サロメ』、『エレクトラ』といった前衛的なオペラを書いたが
どちらかというと古典的な雰囲気の『ばらの騎士』が、実はそれらより後に書かれていること。

そのため、前衛的路線から一歩引いた作品という印象を持たれることが多いけれど
よく聴くと、モーツァルトの時代には絶対に使われなかったような新しい和音、
挑戦的な工夫が随所に見られる、とのこと。

自分の葬式では『ばらの騎士』を流すよう言っていたことから
自身にとってもお気に入りの作品だったということがうかがわれるということ。
・・・などなど、解説してくださいました。

そういうことを知って聴くと、
知らなかった時とはまた違った聴き方ができそうです♪


さて、いちばんのお目当ては演奏の部でした。
お世話になっている声楽の先生が歌う
「元帥夫人、オクタヴィアン・ゾフィーの三重唱」

性別、年齢、身分、そして心情も異なる三者が
それぞれの歌詞、違うメロディで同時進行します。名曲です。

先生は舞台に出てきたときから元帥夫人のオーラをまとっていました。
出るだけで空気感を変えるって、すごい!もちろん歌も素晴らしかったです。

ところで、ピアノで三声の曲を弾くことがありますが・・・
単に10本の指で3つのメロディーを弾き分ける、という単純なものではなく
本当の三声ってこういうことなんだな!
って、痛感しました。
なんていうか、頭でわかっちゃいたけど、今まで実感できていなかったのような。

いろいろな収穫があったイベントでした。
誘ってくれた友人に大感謝♪




練習伴奏者、ならぬ練習ソリスト

2017.07.13 12:24|未分類

今年の東京は梅雨をすっとばして真夏のような湿度と暑さ、
おかげで早くも夏バテております
年々ひどくなっている気がする夏バテ、何とかしないとなぁ・・・

そんな中、うれしい出会いがありました。
もうすっかり長い付き合いの、声楽の友人が
なんとパート先の同僚にヴァイオリンを弾く方がいた!と
引き合わせてくれたのです。
彼女は人と人を繋ぐのが本当に上手で、尊敬!!
どこでどんなご縁が繋がるかわからないものですね。

しばらく弾いてなかったヴァイオリンを
再開したいと思っていた矢先なのだと穏やかに語る彼女は
思いがけず私と同じ市内にお住まいでした。

一方の私といえば、
今年の冬にヴァイオリンの伴奏を引き受けたはいいが
果たして大丈夫なんだろうか・・・と不安でいっぱいだったタイミング。

なにしろがっつり重い曲のヴァイオリン伴奏は初めてで
しかもソリストはアマチュアではないため
合奏練習なんておそらく1回か、よくて2回か・・・

そこで私、初対面ランチ中(よって、まだ音はきいてない)のヴァイオリンさんに
「リハビリ代わりに、ブラームスのソナタで遊んでみない?」と
無茶振りをしたのでした。

そうしたら何と!
「ちょうど何かソナタやりたいと思っていたんだよねぇ」とか言って
引き受けてくれたじゃないですか!!

え!?いいんですか!?!?
一緒に本番ができるわけじゃないのに、ソナタ練習してくれるんですか!?
頼んだこちらが驚く急展開。

これまで自分が歌やチェロの練習伴奏を引き受けたことは多々ありましたが
まさか練習ソリストをお願いすることになるなんて・・・
ありがたくて、もう足を向けて寝られないくらいです。


それから2ヶ月。初めて合わせをしてみて、気づいたことは

やっぱりまずは拍が大事!!ということでした。
コンスタントに伴奏の機会があるわけではないので、そこんとこ忘れてたというか
わかっちゃいたけど、改めて実感した!というか。

ソリストの1拍目が休符のとき、あるいは前小節からのタイのとき。
伴奏の1拍目がどれだけ大事か。

伴奏のテンポ感が、ほんのちょっと曖昧になっただけで
下降音階でほんのちょっと上っ面走って弾いただけで
ソリストがどんなに弾きづらいか。

間奏のテンポが、次に入るソリストにとってどれだけ大事か。

久しぶりにヴァイオリンと向き合う彼女の伴奏をしたからこそ
基本に戻って思い出せたことが、たくさんありました。

もちろんそれは、これから合奏練習が本格化してくるチェロの伴奏にも
全く同じく当てはまることだし

それどころか、伴奏ではなくピアノをソロで弾くときも、同じように大事なことで。

・・・^^;

拍とかノリとかが、耳で聴いて感じられるくらいに練習していこうと思います。





ミュージカル映画

2017.06.28 12:53|未分類
今月は、子供がえらく長引く胃腸炎になってしまい
度重なる病院通いでピアノの練習から遠ざかる日々でした。

しかし、ミュージカル好きな友人が
「ミュージカル映画「La La Land」のサントラ楽譜を買った、
でも忙しくて映画自体は見ていないのだ」と言うのをきいて
私も気になっていたその映画をど~うしても見てみたくなり

調べてみたら、近所の映画館でかろうじて夜だけ上映していた!
(アカデミー賞を獲ったのが2月ですもんね。もうやってないかと

というわけで、土曜夜に数時間だけ家を抜け出し、
友人と映画を見てくることができました。
留守番してくれたダンナよ、ありがとう。

急に決まったので、映画に対する予備知識ゼロだった私、
ミュージカル風の映画なのだと思っていたら

どっぷり、完全なるミュージカルでした!!

世間での評判には、賛否両論あるようですが
私には小難しい批評をする気はありません。
理屈じゃなく、好きなので(笑)
渋滞中の高速道路で歌い踊り始めるオープニングは何故?とか
そんなのどうでもいいんです!(笑)
いきなり元気になるリズムの音楽で、スクリーンの中に引き込まれました。

ロサンゼルスという華やかな街を舞台に
売れない女優とジャズピアニストが夢を叶えるまでの物語。
日常とかけ離れ、どっぷりつかることが出来ました。
音楽とダンスがストーリーにものすごくマッチしていて、大満足です。

ハッピーエンドではなく、大人っぽい切ない終わり方なのもまたよかった。
そうか、私ディズニー映画じゃない映画を見たのは
ずいぶん久しぶりだったのだと気づきました(笑)

あとで知ったのですが
ジャズピアニスト役の俳優さんは、ピアノ経験ゼロから3ヶ月の猛練習で
吹き替えなしでカメラの前で演技したんだとか。
確かに、失礼ながらプロのジャズピアニストの弾き方には見えないとは思ったけど
ピアニストじゃなく俳優さんなんだからそんなの当たり前だし
まさか全くの初心者が演奏したジャズピアノだとは思わなかったな~!
プロの努力に、また感動




生のミュージカルは、いくら好きだからって予算的になかなか見に行かれないけど(苦笑)
映画で楽しむってのも、いいですね~

R.シュトラウス・アンテナ

2017.06.15 11:03|未分類
秋にリヒャルト・.シュトラウスのチェロ・ソナタの伴奏を
することになっています。

昨年のショスタコーヴィチに続いて、またもや未経験作曲家!
R.シュトラウス、おそらくピアノのソロ曲は書いてない?

しかも、チェロ・ソナタはこれまでかなり色々聴いてきたのに
R.シュトラウスのものは全くのノーマークでした
あまりメジャーな曲じゃないのかなぁ・・・

R.シュトラウスについて、私がパッと思いつく予備知識は
宇宙映画で有名な『ツァラトゥストラはかく語りき』
のだめカンタービレで有名になった?『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』
そして「美しく青きドナウ」を書いたワルツ王、ヨハン・シュトラウスと名前が紛らわしい(笑)

・・・以上(-_-;)
本当に私ときたら、ピアノ曲をあまり書いてない作曲家に疎くて
お恥ずかしい限りです。

とりあえず、ちょっとは時代背景とか、どんな人だったのか知りたいなと
昨年と同じく伝記を数冊か読んでみるも、
人間味の垣間見えるような魅力的な本には出会えず


リヒャルト・.シュトラウスは1864年、つまり今から150年くらい前に生まれたドイツ人で、
父親はホルン奏者。
早くから作曲を手がけ、チェロ・ソナタは何と18歳の時の作品(!?)
交響詩やオペラを数多く作曲。
ヴァイオリンをたしなみ指揮も堪能、奥さんはソプラノ歌手(←悪妻として名高いようです^^;)

そして、時代が時代だけに戦争の影も色濃く、
ナチス政権下で作曲をしたということで非難の声がある一方で
それは家族を守るためだったと擁護論もある、というあたりは、
昨年弾いたショスタコーヴィチと似た境遇かも。
ちょうど今、私がピアノ曲を練習中の、ラフマニノフとも同時代を生きた作曲家ということでもあり。

うーん。あとは追々ってことで・・・譜読み、譜読み


さて、不思議なもので、何となく気にしているからなのか
最近あちこちから、R.シュトラウスの曲が耳に入ってきます。

声楽の友人の先輩にお会いすれば
まさにR.シュトラウスの歌曲を練習中なのだという話題で
有名な歌曲をいくつも教えていただいたり。
そうか~、オペラ作曲家ということは、歌曲が得意ということでもあるわけですね。

『献呈』



それから、好きな作家さんの本を読めば、
たまたまR.シュトラウスが書いたオペラの原作についての話だったり
原田マハ『サロメ
(内容、ちょっと怖かったです~


テレビを見れば、ヴァイオリニストの大谷康子さんが
ピアニストの佐藤卓史さんと、
R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを弾いていて
ああ~、この曲は知っている!すごく好き!!と思ったり。
自身もヴァイオリン弾きということで、弦楽器の曲もお手の物だったのかしら。

おおっ、なんと伴奏がツィメルマン!!


そしてそして、この度お世話になっている声楽の先生が、
今度R.シュトラウスのオペラ『薔薇の騎士』で代役を努められるということで
友人が関連の演奏会に誘ってくれたり。
先生、実はR.シュトラウスが大の十八番なのだとか。
とても楽しみです♪

今日はやはりTVで、R.シュトラウスのホルン協奏曲第1番という曲を耳にしました。
(伴奏はピアノでしたが)
こちらも18歳のときの作曲だとか!早熟すぎるでしょ!

この録音もピアノ伴奏ですが、ピアニストは不明・・・

ホルン協奏曲第2番もありました!やはり協奏曲はオケと聴きたいな~

ホルンって多彩な音色が素敵ですよね~!
やっぱりホルン奏者の父親がいたからこその曲なのでしょうか。


昨年も、アンテナって興味を持てば自然に立つんだなと思ったけれど
http://arietta0423.blog109.fc2.com/blog-entry-562.html

自分の無知を恥じている暇なんかあったら
好奇心を持つこと、そして吸収することが大事なんだろうし、
いくつになっても知らなかったことを知るのって楽しいですね♪

初心にかえって白い楽譜

2017.06.06 13:27|未分類
昨年の母の日にリクエストして買ってもらって庭に植えた
お気に入りの紫陽花の花が咲いてきたな~
と思ったら、あれ?昨年はブルーの花だったはずが

IMG_4909.jpg

今年はなぜに?のピンク。
気になったので調べてみたら、紫陽花って土の成分によって花色が変わるんだそうですね!
別名「七変化」だとあって、びっくりしました(笑)
ピンクだって綺麗だから、ま、いっか。

私はいつか、音色を七変化させて音楽が奏でられるようになりたいよ・・・


さて、新しく練習しはじめた曲はラフマニノフの「音の絵」 Op.39-5です。
厚みのある和音が並んでいて、譜読みが間に合わず、
4月のレッスンは行けずじまい
というわけで先日、発表会以来の久しぶりのレッスンでした。

今回の曲は、初心にかえって?
楽譜にいろいろと書き込むのをやめようと思います。
その分、とにかく自分の耳で聴くということを意識していこうと決意!

書きこんだことで出来た気になってしまう、と師匠からのアドバイスもあり
私も確かにそうだと思い当たるフシがあったからです。


思い起こせば、
子供のころは自分で楽譜に書き込みなんてしたことなかった。
毎週レッスンに行っていれば、前回の内容を忘れる暇もないし

でも、大人になってから10年ぶりにピアノを再開した当時、
練習時間もコンスタントに取れず、たまに出来ても5分10分の細切れ単位。
レッスンも、次はいつ行けるかわからない・・・という状況でした。

いつになるかわからない次のレッスンまでに、
せっかく教わったこと、やりかけて中断した練習内容が
日々の忙しさに埋もれて忘れていくのがもったいないと思って始めた書き込み。

昔は何も考えず出来ていたことが、色々と出来なくなっていて
どうしたら出来るようになるかもわからない、という
マイナスからスタートして、暗~いトンネルの中に迷い込んだようで
苦しかったし必死だったなぁ・・・

その流れで、月に1回レッスンに行けるようになった今も
レッスンの帰りの電車内で指摘されたことを忘れないよう書き込んだり
家での練習中に気をつけたいと思ったことを書いたりしていたわけですが

ヨガでいつも言われていることに当てはめるならば
レッスンで注意されたことは、あくまでその日その場所そのピアノでの、
その時の状態の私に対してされたもので
翌日の、異なる状況の私に当てはまるかはわからない、ということかも?

そして、1年も書き込み続けていれば、当然の結果ですが楽譜は真っ黒!
どれが前回レッスンの注意事項かもわからなくなり
最後には音符も読めない有様
最初にコピーを取っていなかったので、汚い楽譜をレッスンに持参する羽目になり
先生には大変失礼なことをしてしまいました

それに、こうしたいと書き込み、意識して練習することと
結果的に出したい音が出ているか?を聴き取ることは、別モノ!
ということも、こないだの発表会で改めて気づかされた気がします。


あと、聴き練、と称して
家で通すときスマホに録音して聴く練習を繰り返していたこと・・・
これも最近やりすぎてたな~と反省しています。
しょせん、録音した音は自分の生の音とは違うし、弾きながら聴いてはいない。
たまに客観的になるために録音してみるのはいいけど
文明の利器に頼りすぎちゃイカン!と。


気づけば、ピアノを再開してから10年・・・
(なんとついに!ブランク期間と再開後の期間が並びました!)

10年前と違って、レッスンを月に1回コンスタントに受けられるようになり
練習にもある程度、集中して時間をさけるようになったのだから
新しい曲では、気持ちも練習方法も切り替えてみよう!と思います。

これまでの書き込みが全く無駄だったとは思いません。
私はピアノに限らず、書きながら頭にインプットしていくタイプなので
違う曲、違う部分でも前と同じようなことを注意されていることに気づけたりして
自分の傾向を自覚するには役立った、と感じています。
でも、ただの頭でっかちで楽譜をなぞるだけの演奏にしないよう、もう卒業だ!

これからは、その日の私の状態、そのときのピアノで
出しうる一番いい音が出せているかな?と
まずそれをいつも自分の耳に問いかけながら弾いてみようと思います。
自分に届かないものが、人に届くわけないですしね。

育て育て、私の耳~っっっっっ
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